テキストサイズ

無防備に恋をした僕ら

第2章 それでよかった


凛のことはもちろんいい友達だと思うし、いっしょにいて飽きないし…。でも、違和感があるのは俺。
凛の笑顔を見るとヘンに胸がどきどきして、苦しくなる。切なくなる。

普段あまり笑わない凛だから、余計にかな。
それとも、俺が意識してるだけ?

だってほんとに思ってしまうんだ。
白くて細い凛のこと、守りたいって。
ずっとそばにいたいって。

凛にとってはただの友達かもしれないけど、俺は違う。

俺は凛のことが好きで、大好きで、ずっとそばにいたくて、笑わせてあげたくて、幸せにしたい。
1年の夏から、こんな気持ちを隠し続けて7ヶ月。

僕らは2年になった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ