
promise you
第2章 わからない自分の気持ち
カランカラーン♪
「ユナおはよー♪」
「おはよう!」
「ちょっと待って」
「え?」
「桜井さん!ちょっとユナかります!」
グイッ
「ちょっ西島さん?!」
私は裏に連れて行かれた。
「西島さん…?」
「これどーしたの?」
「え?」
「腕擦りむいてる。誰にやられたの?」
「あっ…転んだだけだよ」
「彼氏か?」
「違う」
「言えよ」
「…。」
「何があった…?」
「彼氏が…学校のみんなにうちのバイト話しちゃった」
「うん」
「だから呼び出してなんでそんな事したのか聞いたら胸ぐら掴まれて殴られて転んだ」
「辛かったな。」
「もぅいい?着替えなきゃ。」
「あ、あぁ」
「ぢゃぁ」
「あっユナ!」
「ん?」
「俺はどんな事があってもユナの味方だから。いつでも頼ってこい。な??♪」
キュンっ
その笑顔ズルい。
「ありがと!!頼りないけど頼りにしてる!!♪」
「おい!こら!」
「へへーん♪ぢゃ後でね!」
「おう♪」
それから学校での事、家での事、なんでも
何かあるたび西島さんにはすぐ話した。
真剣に聞いてくれてアドバイスくれて
凄い頼りになった。
西島さんに会いたくてバイトもたくさん入れた。
でも、この感情が恋愛感情なのかなんなのか
自分でもわからなかった。
