
promise you
第2章 わからない自分の気持ち
「マサどーして?」
「なにが?」
「うちのバイトの事なんで話したの?」
「俺を疑ってるの?」
「マサしかいないんだよ!」
「チッ」
「うちなんかした??」
「なんかした?ぢゃねぇよ。」
「え?きゃっ!!!ちょっと!離してよ!」
胸ぐらを掴まれた。
「ユナ。俺の事好きか??」
「ちょっ離して…」
「答えろよ。」
「ごめん。」
「ふざけんなよ!!なんでだよ!いつになったら好きになってくれんだよ!どうせ店の客と寝てんだろ??俺はずっとお前が好きだったのに…なんでわかってくれないんだよ!!!!」
ドカッ
「キャッ!痛っ…」
「あっ…ユナごめん…」
「触らないで。」
「…」
「さよなら」
「ユナ…!」
私はその日そのまま家に帰った。
夕方からバイトだった。
はやくバイトに行きたかった。
西島さんに会いたかった。
あの2人きりの空間が全て忘れさせてくれる。
