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僕には意味がない

第2章 弍

その日もいつものとおり、万事屋は金欠に陥っていた。


白髪の若い男と、朱色の髪の少女、白い大きな犬。


漫画雑誌を広げて寝ている侍はいびきをかき、犬と戯れる少女は家の中でもお構い無く、暴れていた。



しかし、眼鏡の少年が来たとき、事件は始まる。


「銀さん!!銀さん!!」

「・・・・」

「銀さんってば!」

「うるっせーなぁ新八ぃ・・・・朝っぱらから・・・」

「もう朝じゃねーよ・・!とにかく起きてください、大変なんです」



気だるそうに目を開け、銀時は新八に押されるまま玄関を出ていった。

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