
サンタの足音
第2章 第二章
時刻は22時ごろであっただろうか。二人ともシャワーを済まして、『秘密のケンミンSHOW』の東京一郎、云うところの「はーるーみー(☆O☆)」状態である。
ところが突然、部屋中の電気が消えた。二人とも一瞬思考が止まる。置かれた状況を認識するまで数秒を要した。夏とはいえ、こんな時間に落雷による停電?ホテルに入るまえの夜空は星が瞬いていたが…
どうしたものかと、次の行動を起こす前に怪異は起きた。
ズズズゥ…ズズゥ…
入り口の扉を隔てた廊下から、何か重いものを引きずるような、低い音が聞こえる。ラブホテルとしては頂けないが、部屋はそれほど広くないので、耳を澄ませばあちらの様子を察することが出来た。
「なんだろう?」
無意識に小声となって彼女がつぶやく。何処かに幾ぶんの光源はあるのか、彼女の目だけが淡く光りを映しているように感じた。
ズズズゥ…ズズゥ…
ところが突然、部屋中の電気が消えた。二人とも一瞬思考が止まる。置かれた状況を認識するまで数秒を要した。夏とはいえ、こんな時間に落雷による停電?ホテルに入るまえの夜空は星が瞬いていたが…
どうしたものかと、次の行動を起こす前に怪異は起きた。
ズズズゥ…ズズゥ…
入り口の扉を隔てた廊下から、何か重いものを引きずるような、低い音が聞こえる。ラブホテルとしては頂けないが、部屋はそれほど広くないので、耳を澄ませばあちらの様子を察することが出来た。
「なんだろう?」
無意識に小声となって彼女がつぶやく。何処かに幾ぶんの光源はあるのか、彼女の目だけが淡く光りを映しているように感じた。
ズズズゥ…ズズゥ…
