男子高校生が描くエロゲー
第1章 家族と俺
なんか急に寂しくなり、2人とも会話が止まる。
「なぁ隼人ぉ?」
「ん?」
「明日さ、あの店行ってみねぇ?」
普段、出かけるのがだるい俺は、宮の誘いを受けて出かけることはまずない。
そのことを知ってか、チラチラと俺の表情を見ながら話す宮が、
小学生の頃の宮と重なって見えた。
ガキの頃は宮に引っ張られながらあの店いって、すげー笑ってはしゃいだな…。
あの店の景色、店内、おじさん、お姉さん、大好きだったゲームが浮かび上がる。
「いーよ」
「…え?」
「だからいいって」
「め、めずらし…よっしゃ!!」