
男子高校生が描くエロゲー
第6章 男にドキドキ
「じゃ、一緒に食うしかねーな…」
俺は一口食うと、そのままフォークを宮に渡した。
「え、あ……」
宮は驚いた様子で席を立った俺を見上げた。
普段なら一緒に食うなんてないしな。
「風呂、入れてくる。お前泊まるんだろ?俺ん家。」
宮はニコニコ笑うと大きく頷いて、カルボナーラを食い始める。
…こいつ、一緒に食べる、という意味を理解しているのか?
あのスピードのまま食い続けていれば、
風呂を沸かす準備をし終わった頃にはもうないんじゃないか…?
そんなハイスピードで食べる宮を、
頬杖をつきながら睨む統夜。
あの2人はなんであんなに仲が悪いんだろうな。
