まさぐる手
第2章 第二章
気のせいとは思わなかった。かなりリアルに、指でクルンクルンと竿をこねられた感じを受けたから。今までこのバスルームでこんな経験をしたことはなかった。
なんだか嫌な気分になり、頭を洗いながら目を閉じるのは気味が悪い。いやだなぁーいやだなぁーっと思っていたんだ。すると、
ちょーど、私の腰に当たる辺りの壁、シャワーのフックが備えられている横に、ヒゲ剃りに使用している吸盤付きの白い円型鏡が目に入った。手のひらサイズの着脱式、市販のものだ。
その鏡の『あちら側』から、青白ーい細い手が伸びて来るんだ。私はね、ビクゥッとしたんだけれども、何故かすぐに逃げ出せない。見入っちゃってるんだね。
けれどやっぱり、こわいなーこわいなーってもう一人の私は言ってるわけだ。でも動けない。
そうこうするうちに、その手は私の竿へとたどり着き、またクルンクルンと弄ぶようにしているんだ。
なんだか嫌な気分になり、頭を洗いながら目を閉じるのは気味が悪い。いやだなぁーいやだなぁーっと思っていたんだ。すると、
ちょーど、私の腰に当たる辺りの壁、シャワーのフックが備えられている横に、ヒゲ剃りに使用している吸盤付きの白い円型鏡が目に入った。手のひらサイズの着脱式、市販のものだ。
その鏡の『あちら側』から、青白ーい細い手が伸びて来るんだ。私はね、ビクゥッとしたんだけれども、何故かすぐに逃げ出せない。見入っちゃってるんだね。
けれどやっぱり、こわいなーこわいなーってもう一人の私は言ってるわけだ。でも動けない。
そうこうするうちに、その手は私の竿へとたどり着き、またクルンクルンと弄ぶようにしているんだ。