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記憶のカケラ

第2章 日常


朝起こしに行くのもほんとはすごく緊張してる。
今朝乱暴だと言われて悲しくなって…怒った振りをしてごまかした。
毎朝の2人乗り、
遼には普通のことかもしれないけど私にはすごく特別なことなんだよ。
毎日同じことを繰り返してたって少しも慣れない。
毎日毎日どきどきするんだ。

あまりにも幼なじみの時間が長すぎてこの関係を壊すのが恐くなってしまった。

拒絶されたらもう一緒にいられない気がして…

それでももし、
私が気持ちを伝えたら君はどう思いますか?

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