記憶のカケラ
第7章 別れと…
商店街につくと朝から八百屋、魚屋のプチ市場をやっていたのもあって、人で溢れていた。
自転車を商店街の外に置いて、本屋へ向かった。
「人いっぱいだね。」
「だな。はぐれんなよ?違うな、迷子になるなよ?」
笑いながらそんなことをいうと、亜梨紗も少し笑いながら
「はぐれないし迷子にならないよっ!ちゃんと地元民ですー。」
なんていった。
本屋には教材がたくさんあった。
その中で俺は適当に目についたのを数冊カゴにいれた。
「遼適当じゃん。ちゃんとみなきゃっ。」
「俺基本ばっか。亜梨紗がどーせ応用問題買うから借りる。」
「もーぅ。」
なんていいながら亜梨紗は結構たくさん選んでた。