記憶のカケラ
第7章 別れと…
「結構な量になっちゃったねぇ。」
なんて亜梨紗は笑いながら言ってたけど、笑ごとではない、そう思えるほど多い量だった。
「ほら、荷物かせ。どうせ亜梨紗はこけるんだから。」
そういって空いていた方の手を延ばしたけれど、亜梨紗は、大丈夫とかなんとかいってそのまま前をいった。
大きな荷物を抱えるように持っていたせいだろう。
前が見えなかったらしい。
俺が
「あっ!」
と声を出しながら手を延ばしたのも虚しく、
「きゃっ!!」という二人分の悲鳴と、
ドサドサっとものが落ちる音
亜梨紗は前にいた人とぶつかり、持っていた荷物を盛大に撒き散らした。
亜梨紗はあわててたちあがり、
「すみません!前がみえてなくて。」
とあやまると、相手も
「こちらこそごめんなさい!手元をみてたから。」
といって頭をさげ、二人同時に頭をあげたかと思ったら見事なまでにまた二人がぶつかった。
笑いを通り越して、呆れてしまうほどだ。
なんて亜梨紗は笑いながら言ってたけど、笑ごとではない、そう思えるほど多い量だった。
「ほら、荷物かせ。どうせ亜梨紗はこけるんだから。」
そういって空いていた方の手を延ばしたけれど、亜梨紗は、大丈夫とかなんとかいってそのまま前をいった。
大きな荷物を抱えるように持っていたせいだろう。
前が見えなかったらしい。
俺が
「あっ!」
と声を出しながら手を延ばしたのも虚しく、
「きゃっ!!」という二人分の悲鳴と、
ドサドサっとものが落ちる音
亜梨紗は前にいた人とぶつかり、持っていた荷物を盛大に撒き散らした。
亜梨紗はあわててたちあがり、
「すみません!前がみえてなくて。」
とあやまると、相手も
「こちらこそごめんなさい!手元をみてたから。」
といって頭をさげ、二人同時に頭をあげたかと思ったら見事なまでにまた二人がぶつかった。
笑いを通り越して、呆れてしまうほどだ。