記憶のカケラ
第5章 非日常
2人には心配しなくて平気っていわれたけどなんとなく心配で不安で..
私は2人に荷物を取って来ると伝えて外に出た。
外に出ると湿気と雨の臭いでくらくらしそうだった。
風はさっきよりかなり強くなっていた。
空は黒い雲に覆われていて真っ暗。
そんな空を見てるだけでどうしてか不安に押し潰されそう。
朝から今日はどうしてこんなに不安なんだろう…?
いつもはこんなこと考えないのに。
なんとなく頭いたいなぁ。
空気のせいか気持ち悪い気もする...
「遼まだかなぁ...。」
私は玄関の柱に寄り掛かりながらつぶやいた。
雨が体にかかってきた。
でもそんなことは全然気にならなかった。