テキストサイズ

記憶のカケラ

第7章 別れと…


ピピピ...

いつも通り目覚まし時計がなる。
それを止めてまた布団に潜り込む。

「りょーぉっ!朝だってば。起きて!!」

相も変わらず亜梨紗が起こしに来る。

「あと5分…」

「だめだってば!」

そういいながら亜梨紗が布団をめくった。
寒さで目を覚ます。
何も変わらない俺ら。

もうすぐ10月。
おじさんとおばさんが亡くなってから半月が経った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ