エロマッサージ
第2章 第二章
合ってるんだ。
私と一緒に気持ちよくなったりしたら、…セックスになってしまう。
だから、これで合ってるんだ…。
一方的で、自分勝手な快楽。
(それでも、高坂さんが惑わしてくれるなら)
いいと、思ってしまった。
* * *
「またのご来店をお待ちしております」
テンプレな言葉で私を見送る高坂さん。
軽くシャワーを浴びて着替えを済ませ、会計を済ませるとそれで終わり。
ただ一つ。
ただの店員と客の関係でないとすれば、…連絡先を交換してしまったくらいだ。
高坂さんは「このアドレスで予約して下さっても構いません」と言ってくれた。
(今度来る時は…予約、しよう)
もう、私はここのマッサージに、
…嵌ってしまったのだから。