エロマッサージ
第3章 第三章
「……ふう」
メールの遣り取りを終えると、私はすぐに上縁のボタンを押し、端末を閉じた。
暗くなった画面をぼーっと見つめていると、少しだけニヤけた自分の顔が映る。
(………恋を、している)
マッサージ店の、高坂さんに。
本来店の人に恋をするなんて、普通じゃないこと。
だから、諦めるべき。
だって考えても見なくちゃ。
私は…高坂さんに、善がるばかりで。
高坂さんは何も気持ち良くないの。
(…そりゃ、善がってる私を見て楽しいかもしれないけど)
高坂さん。
思い出すと、下半身が疼き出す。