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エロマッサージ

第1章 第一章





「こ、こんにちは〜…」



自分でも驚くほど高い営業向けの声で挨拶をする。

すると、レジに立っていた1人の男性がこちらを向いた。




「あ、いらっしゃいませー」



ぱち、と目が合うと、思わず息を呑む。

(わあ……かっこいいな)



かっこいい、というよりは、可愛いと言った方がいいのだろうか。


いや、でも、イケメンだと言われるだけの顔であることは分かる。




黒に近い猫っ毛の茶髪。

少しだけ日に焼けた肌。

柔らかく微笑むその表情。



それに値する、爽やかな声。





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