エロマッサージ
第1章 第一章
肩から徐々に下へ…塗られて行く液体。
「………っ……」
(やだ………なんか、声…出ちゃいそう)
お尻のあたりまできた液体を伸ばす手のひらに、体の熱が集中する。
(………触って欲しい、な……)
そう思うと、「失礼します」という小さな声と同時に、お尻の上に手が置かれる。
「……っ…ー!」
息を、呑んだ。
ゆっくりと愛撫される。
ワレメに向かって少しずつ進む指。
(だめ……そんなとこまで、進まないで………)
………濡れているのが、バレてしまう。
「……少し、服がズレてしますね。直します」
「……ンッ……ぁ……!?」
パンツが少し横にズラされる。
それは予想外の展開だった。
くちゅ、と卑猥な水音。
それは体中に塗られていた液体じゃなくて、間違いなく私の愛液だった。
「………どうされたんですか? ここ…まだ、塗っていない筈なのに。
………もう、濡れています、よ?」
「……や…………見ない、で…」
クリトリスに触れる、高坂さんの指先。
ぴくっ…と反応してしまう体。
恥ずかしくて、涙が出てしまいそう。