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三日月の夜に

第4章 淡い恋心

彼女の存在を、ありありと感じた。

彼女はちゃんと、そこにいる。


彼女に、触れることができる。


少しでも激しくしたら、壊れてしまいそうで。

でも壊してしまったら、そのまま離れられず永遠にそばにいてくれるような気がして。

大切にしたい。でも、壊してしまいたい。

彼女の全てを知りたい。

彼女の全てを奪いたい。

彼女を自分のものにしたい。


もう、止められない……………

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