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三日月の夜に

第5章 確信

もうすぐ、三日月だ。


星夜は、いい頃合いの日にちに仕事の休みをとった。


1日、ルナを観察して、出て行ったらあとをつけてみるつもりだった。


念には念を入れて、その日はルナにハーネスをつけた。


ルナはとても嫌がったが、1日我慢してもらうしかない。

ハーネスがあれば、簡単にあとをつけられるだろう。

交通事故にあう危険を回避できるし…と、理由をこじつけた。


また、彼女に会えるだろうか。

星夜は、だんだん胸がたかなってくるのを感じた。

今度会えたら、もう離さない。

ずっとうちにいてもらうことができる。

夜だけでもいい。

せめて、もっと頻繁に会えたら…。

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