テキストサイズ

三日月の夜に

第5章 確信

その夜のことだった。


日が沈む頃になると、ルナがそわそわしはじめた。

いよいよだ。

ルナの謎に近付ける。


星夜の中で、なぜかルナがいなくなることと彼女があらわれることが繋がっていた。


ルナの謎がわかる。

彼女の謎がわかる………。


完全に日が沈むと、ルナはとことこと二階に上がった。

ハーネスの先端を持って星夜もついていった。


二階に上がると、ルナは突然うなって、星夜をひっかいて、一階まで弾丸のごとくかけ降りた。


星夜はあまりに驚いてすぐに行動ができず、少し遅れて追いかけた。


窓が、あいている。

ルナは、出て行ってしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ