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いいから早く俺のものになれよ

第2章 お礼

登校時の人だかりが
消えた教室に入る。

入学してすぐって
授業もなくて
学校の説明ばっかりで退屈だ。

ぼんやりと教室を眺める。

そういえば、
携帯届けてくれたやつ・・・

長いから
地味子って呼んどこう。

地味子はどこにいるんだろう。

あーいうタイプって
漫画とかドラマとかだと
ぜってー図書室にいる。

んで、貸出とかの
受付やってる。

そ〜いうイメージ。

そんなこと思いながら
配られた学校の
教室配置の図に目を通す。

あ、ここか。

遠いな。

ま、てなわけで
単純な俺は
その日の放課後
図書室に行くことに決めた。

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