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いいから早く俺のものになれよ

第2章 お礼

俺も帰らないと。

急いで帰る準備をする。

誰もいなくなった
保健室を後にして。

チャリで帰っていると
歩いている
小川先輩に追いついた。

気まずいなぁ。

でもここで
折り返したら変だし・・・。

気づかないふりして
追い抜こうとする。

「淳也くん!」

やっぱばれたあああ。

「はい?」

「昨日
 あたしのこと
 送ってくれたんだってね!
 ありがとう。」

「あ、いえ。」

「じゃ、ばいばーい。」

一番最悪なパターンだ。

小川先輩、
覚えてない。

めんどくさいな。

まぁ、
俺も忘れるか。

家に帰る。

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