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頑張れ!山田君

第1章 日曜日の朝

後方から声がする…

「大介君…大介君…」

ん?…僕は振り返って、声のする方を見た…

「大介君…」

「あっ!」

朝のニューハーフだった…

「大介君…また会ったね。」

「どうも…」

「何処行くのよぉ?…あっ!ホテルでしょぉ…」

「私も大介君と行きたいなぁ〜」

「ちょっ…ちょっと…(焦)」

「今度誘ってねぇ〜」

「あっ!来週も公園来るでしょ?」

「待ってるわぁ…じゃ大介君またね来週会いましょ…」

「ちょっと…」

「ねぇ(怒)山田君!」

「えっ?」

「今の女の人誰?」

「えっ?」

「随分仲がいいみたいだったけど…(怒)」

「来週もってコトは、今日も会ったんだ…」

「ちっ!違うよ(焦)美香ちゃん…」

「今のは、男だよぉぉ(焦)…」

「男?今のが?男…」

「嘘つくならもっとマシな嘘ついてよね(怒)」

「本当だって(焦)今日の朝ランニングしてる時に偶然会ったんだけど…ニューハーフだよ(焦)」

「ニューハーフ?あんな綺麗な?」

「山田君が女に、だらし無いとは思わなかった!」

「もう帰る(怒)…」

「ちょっと待ってよぉ!美香ちゃん…」

「会社で私に話し掛けて来ないでね!」

そう言い残して彼女は帰って行った………

「なんでだよぉぉ!くそぉぉぉ!」

こうして僕は1人家へと帰って行った……
明日は、いい事あるかなぁ………
そうつぶやきながら…………

明日はいい事あるさ!
頑張れ山田君!

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