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頑張れ!山田君

第2章 月曜日

しかし昨日は、最悪だったなぁ…
朝、美香ちゃんとすれ違った時、挨拶したのに、無視されるし…
なんとか誤解を、ときたいな…

「ハァ〜」

僕は、美香ちゃんの事を考えながら牛丼屋で昼食を食べていた。

昼食を食べ終え、会社に戻る途中の
宝くじ売場に行き、宝くじを買った。

スクラッチくじ!10枚下さい。

1等100万円かぁ〜

「当たれ〜当たれ〜」

ゴシゴシ…ゴシゴシ…ゴシゴシ…

「そう簡単には当たらないよな…」

「最後の1枚だ!当たれぇぇぇ!」

ゴシゴシ………

ん?…林檎が3つ!当たったぞ!!
4等5000円だ!……ラッキー!

「すいません。これ……」

「あっ!当たりですね?おめでとうございます。」

「あっ…どうも。」

ラッキー!今日の昼飯代ういたな(笑)
少しテンション上がり会社に戻った…


「山田!」

同僚が声を掛けてきた…

「ん?何?」

「今日コンパあるけど、どうだ?行かないか?」

「コンパ?」

「あぁ…ナースだぞ!ナース」

「ナースかぁ〜行く行く(笑)」

「なら会費5000円な!」

「今から貰っていいか?」

宝くじ当たったから差し引き0だな(笑)

「あぁいいよ」

「5000円だな…ちょっと待ってな……」

「あれっ?…ん?…無い!無い!…」

「どうした?山田!」

「いや…財布が…無いんだよ…」

「あぁぁぁぁ!!…」

「なんだ!山田びっくりさせるなよ…」

「あっゴメン…ってか!財布忘れて来た!」

「忘れた?忘れたってドコに?」

「えっ?…あぁ…昼飯食べた帰りに宝くじ買ったんだよ…そこで財布から100円出して、くじを擦ったから…多分…宝くじ売場だ……」

「マジかよぉぉ!せっかく5000円当たったから今日はツいてるな!って思ってたのに…」

「しかも、今日の朝コンビニで3万下ろして来たばっかりなのに…最悪だ!」

「マジか?…ツいてないな…山田!」

「じゃ〜今日のコンパは無理だな…残念だけど、他に声掛けるよ。元気出せよ!山田…」

昼からの仕事はテンション上がらなかった…




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