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愛するが故の奇跡

第7章 裏切り

次の日
2人の事を考えるのは、やめよう…
そう自分に言い聞かせ、会社へ行った…

この日残業の予定だったのだが、
残業が無くなり、予定より3時間早く退社出来た。

もうすぐ葵の誕生日。

俺は、誕生日のお祝いをするレストランを決めていたので、予約する為そのレストランへ向かった。

レストランに入ると店員が、やって来た。

「いらっしゃいませ。」

「ご予約の方で御座いますか?」

「いえ…予約したいのですが…」

「承知致しました。」

「予約の御希望は何日でしょうか?」

「今月の10日にお願いしたいのですが…大丈夫ですか?」

「10日ですね?少々お待ち下さい。」

「はい…大丈夫です。」

「では、こちらにサインをお願いします。」

「はい。」

用紙にサインをしようとした時…

!!?

葵だ!!!

葵が店の中にいる!!

俺は動揺した…

「あの…」

「はい?」

「今から1人で食事する事は出来ますか?」

「今からですか?」

「はい」

「大丈夫ですよ。」

「ではお願いします。」

「はい…どうぞこちらへ」

この店は、半個室になっている為、席に座ると、他の客の顔は見えないようになっている。

店員にお願いして、葵の隣りの席に案内してもらった…

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