テキストサイズ

愛するが故の奇跡

第12章 2人だけの時間

ここからは40歳の建の目線になります。

「映画面白かった?葵」

「うん。観ててドキドキしたよ〜」

「なら良かった。」

「葵…ちょっと買い物行かない?」

「なんか欲しい物でもあるの?」

「そうじゃないけど、お揃いの物買わない?」

「お揃いの物…うん。いいよ。」

俺は、今葵と手を繋いで歩いてる…
また葵と一緒に歩けるなんて…
葵に触れる事が出来るなんて…

葵…俺が必ず守ってやる!
俺の命にかえても守ってやる!

いろいろショップを見て回り
葵とお揃いの指輪を買ってホテルに戻り…

部屋に戻ると、俺はすぐに葵を抱いた。

次の日俺達は1歩も外に出る事もなく1日中2人で愛し合った。

今思えば…俺はそうする事で、葵を忘れようとしていたのかもしれない…

もう2度と逢う事は出来ないからと…
もう…葵とは逢えない事がわかっていたから…

愛してるよ…葵
心から愛してる……



ストーリーメニュー

TOPTOPへ