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愛するが故の奇跡

第4章 奇跡の再会

次の日俺は、アパートへ行き葵に逢った。

「で?建今何才なの?」

「俺?40だよ。」

「40なんだ〜オジサンだね(笑)」

「酷いなぁ(笑)いいな葵は若くて(笑)」

「まだピチピチの22才だよ〜(笑)」

「でも…本当信じてくれて、ありがとう葵」

「どういたしまして(笑)」

「でも良く信じたな?普通こんなオジサンが来て、いきなり彼氏ですって、言っても信じないよな?」

「かもね〜(笑)でも建が嘘言うわけないから…」

「必死になって説明してる建見て、建だなって…」

「話し方とか、癖とか同じだったし。」

「なにより…建を愛してるから…」

「葵……」

「俺も…俺も愛してるよ。葵…」

そのまま見つめ合い2人は抱き合った…
何度も何度もキスをして…
2人は激しく愛し合った…
俺の中で、葵は何度もイッた…

愛してる…愛してるよ…葵…
私もよ建…愛してる…
イ…イク…イクぅぅぅぅ…………


「建コーヒー飲む?」

「いや…俺はいらない」

「そうなの?なら私も飲まない(笑)」

「ねぇ…シャワー浴びて来ていい?」

「あっいいよ。入っておいで。」

「建は?一緒に入ろ。」

「俺はいいや…葵入っておいで。」

「わかった。ちょっと待っててね。」

俺はシャワーで葵を消すのが嫌だった…
15年振りに抱いた愛する女の香り…
あの時と変わらないヤラしい匂い…
俺の体に付いた葵のすべての匂いを…
消すのが嫌だった…

葵が風呂から出て来て、着替えると…

「ねぇ建…」

「ん?なに?」

「なにしに来たの?」

「えっ?」

「なんで、わざわざ15年前の私に会いに来たの?」

「それは…」

「それは?」

「実は俺と葵の2人で話し合って決めた事なんだ」

「私と?」

「未来の俺達は、俺が40葵が37でしょ。」

「うん。」

「お互い若い相手に…って事になってね。」

「えっ?って事は私も来てるの?」

「葵は俺と知り合った頃へ行ってるよ。」

「今頃は俺と、エッチしてるんじゃない(笑)」

「そんな動機なんだ(笑)」

「まぁ相手が、彼氏彼女だから浮気じゃないもんね。」

「そうなんだよね〜(笑)」




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