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愛するが故の奇跡

第5章 自分との出会い

リーン…リーン…リーン…リーン…

電話の音で、目が覚めた…

「もしもし…あっ…葵。」

「うん…うん…そっか…うん…わかった。」

「なら5時でどう?…うん…じゃあね。」

俺が、忘れ物したとかで、会社に届けないといけなくなったから時間に間に合わないらしく…夕方の5時に変更になった…

忘れ物か…そんな事あったような…
まっ…せっかく起きた事だしコーヒーでも飲みに行くかな…

当時良く行ってた喫茶店へ行った…

店に入り1番奥の席に座った…

コーヒーとサンドウィッチを注文し…
コーヒーを飲んでいると客が入って来た…

その客は俺だった…

若いなぁ〜
自分を見て、そう思った…
そういえば、時々仕事サボって、ココに来てたな(笑)

懐かしさを感じながらいろいろ考えていた…
そのまま、葵との待ち合わせ時間まで、喫茶店で時間を潰し…待ち合わせ場所の駅へと向かった。

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