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運命に導かれて

第3章 甘い気持ち

オルフェウスは、突然、ディアナに口づけた。


ディアナは目を見開いてオルフェウスを見つめた。


「あなたは、わたしのものだ。わたしが必ずあなたを幸せにする。どうか、そんなにご自分を卑下なさらないで下さい…わたしの大切なあなたを。」


「オルフェウスさま…」


「時間はかかるかもしれない。けれど、必ず説得させてみせます。わたしは、あなた以外を妻に迎える気はありません。どうか、待っていて下さい。それまでは、わたしがここに会いにきます」

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