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運命に導かれて

第4章 秘密の恋

王のもとに、オルフェウス王子が呼ばれた。


王は、探偵が調べたことを述べ、事実なのかと無表情でたずねた。


「わたくしもちょうど、このことを申し上げようと考えていた所なのです。父上。その娘を妻にしたいのです。わたくしは本気です。他の者を妻にする気はありません。」


王は、王子が真剣に答えると、満足げに微笑んだ。


「よろしい。だが、即答はできん。一度連れてきなさい」

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