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運命に導かれて

第2章 結婚相手を探して

それでも一人で母親を支えなければならなかったディアナは、仕方なくこの仕事を続けざるを得なかった。


はじめのうち、近所にはディアナのことを「商売女」として、色々と陰口を言う人たちもあったのだが、相変わらずディアナが美しい心を保ったままでいるために、「健気でかわいそうな美女」としてちやほやされるようになった。

近所の奥さんたちは食料を分け与えてくれるし、男たちは陽気に話しかけ元気づけてくれる。


ディアナは全てに感謝していた。


そんなディアナの噂は広まり、今では他の町は隣接している隣の国からまで、魅力的な娼婦ディアナに会いに来ることがあった。

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