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運命に導かれて

第2章 結婚相手を探して

そんなディアナをつけねらう黒い影があった。


それは何日も前からディアナのあとをつけ、自宅をつきとめ、家には病気の母親しかいないことも調べていた。


この日、その男たちは先回りしてディアナの自宅で待っていた。

近所の目を盗んで侵入し、母親をなぐって意識を失わせると、そのまま息をひそめていた。


何も知らないディアナが帰ってきて、ドアをあけた。


そのとたん、一人の男にはがいじめにされ、口をおさえられた。

ディアナは必死に抵抗し、逃げようとした。

「おとなしくしろ!人目にふれる、さっさと中に入れ!」

それでもディアナは家の中に入ることに抵抗した。


ディアナは賢い女だった。

室内に入ってしまえば助けはこず、相手の思い通りになるがままだとわかっていたのだ。

「くそっ、この商売女めがっ!屋外でおかされたいのか?おい、手伝え!さっさとやっちまおうぜ」

男が、家の奥にいた仲間に言った。

ディアナは玄関先で二人の男に取り押さえられ、衣服を乱暴に破かれた。

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