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暗い少女は明るい少女?

第21章 3学期

「喫茶店って?経営するの。」

「うん。小さくていいから。」

「へえ。」

みんな良い夢があるんだな。

「…一。」

「柊一ってば!」

灰音に呼ばれ、僕はハッとした。

「あ、ゴメン!何?」

「夢は?」

「僕の…夢…。」

困った。
全然ない。将来が見えない。
僕は愕然とした。未来が現実となりつつある時期であることに全く気付いてなかった。

「あはは…。秘密。」

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