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暗い少女は明るい少女?

第21章 3学期

夏月は窓の外を見ながら言った。

「柊一さ、夢は秘密じゃなくてまだ決まってないんでしょ?」

「…何でそう思ったの?」

「聞いてるのは私よ?」

「…」

「いや、灰音に聞かれた瞬間、顔色が変わったように感じたから。」

「ホントに?」

僕は自分じゃ全く気付いてなかった。
僕はため息を吐いた。

「もう将来の夢を考えなきゃいけないなんて、生きていける自信が僕には無いな。」

「進路希望調査にはなんて書いたの?」

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