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暗い少女は明るい少女?

第22章 夢と仲間

「そうはいかねえんだよな。」

干川が僕に詰め寄る。
そのとき誰かが干川の肩をつかんだ。

「ん?」

「止めとけよ。」

静かな声。純の声だ。

「菊川!俺にたてつくのか?」

「何があったか知らないけど、ほっといてくれって言ってるんだからそうしといてあげてくれよ。」

純は干川の耳の顔を近づけて何か言った。
干川が若干動揺した。

「柊一、」

純が僕の腕を取って屋上に連れて行った。

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