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暗い少女は明るい少女?

第25章 しまなみ海道へ

「へえ。こんな海岸にヒトデなんかいるもんなんだ。」

僕はちょっと感心してしまった。

「ちょっと純、驚かさないでよ!」

「何かと思ったじゃない!」

美奈と灰音が怒って純に怒鳴っていたのだった。
純は笑いながら2人に謝っていた。
僕は不思議なものが立っているのに気付いた。

「純、あれなんだ?」

「ん?」

美奈がガイドブックを僕に見せながら言った。

「『しあわせの鐘』だって。フランスのノルマンディーから来たそうよ。」

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