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暗い少女は明るい少女?

第25章 しまなみ海道へ

純が言う。

「なんか結婚式場にありそうな鐘だな。」

僕は鳴らしてみようと思い、鐘の方に走って行った。

「柊一、待って!」

灰音が言い終わる前に僕は鐘に付いてる紐を引っ張った。

ガラーン、ゴローン!!

その場に大きな音が響いた。
僕はその音の大きさにビックリし、飛び上った。
純も美奈も驚いていたが、灰音は冷静だった。

「言わんこっちゃない。」

灰音はそう言い、僕に言った。

「大きな音が出るくらい予測しなかったの?」

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