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暗い少女は明るい少女?

第25章 しまなみ海道へ

「次の船?」

美奈が首を傾げた。

「ウサギが自分から飛び出してこないということは誰かが『意図的に』ウサギを飛び出させたとしか思えないわ。」

「追いかけたり、抱いたりしたってこと?」

「多分ね。」

純が立ち上がって言った。

「それは無理があるんじゃないか?灰音。」

「???」

「船をストップさせるなんて。」

僕は茂みの方へ走った。
いきなり走り出した僕を見て7人がついてきた。

「柊一、どうかしたの?」

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