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暗い少女は明るい少女?

第27章 僕の話

僕は時計に目を走らせた。
11時ジャスト。
2限終了、45分前だ。

「1限の授業欠席しちゃったな。」

僕が軽い口調で言うと如月がプリントを差し出した。

「???」

「1限のプリント。柊一、自然科学概論受けてたろ?」

僕は驚いた。

「知ってたの?」

「ああ。見たことはあったんだけど遠目でしか無いし、人違いだったら困るし。」

「純の時は近くだったからってことか。」

「まあな。」

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