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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

学校に着いたがやけに騒がしい。
後期履修だからと言ってこんなに人が来るのはおかしい。
僕はそこで気づいた。
人が多いのではなく、少ない人々が大きな声で騒いでいるのだ。
僕は咄嗟に近くにいた顔見知りの男子生徒を捕まえて聞いた。

「何かあったのか?」

「ヤバそうな人たちが学校で暴れてるんだ。」

「なんだって?」

僕は人々が集まっている方へ走って行った。
僕は図書館の前で立ちすくんだ。
校舎のところどころ窓ガラスが割れている。

「嘘だろ。何なんだよ、これ…」

僕が立ちすくんでいると美奈が走ってきた。

「柊一!純が…!」

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