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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

「大学生…。」

僕は訳が分からなった。
その時、ある恐ろしい推測が浮かんだ。

「美奈、一つ聞いて良いか?」

僕は前を見据えたまま聞いた。

「その不良、僕も知ってる人?」

「…」

グラウンドの端までたどり着いた。
純は唇が少し切れていた。
純を殴っている男子はかなり大柄だ。
相手が拳を繰り出した瞬間、僕は反射的に純の前に飛び出した!

「柊一!」

「北条柊一…」

そう言って僕を見た不良大学生はあの干川だった。

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