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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

如月…!

「てめえ、誰だ?」

「如月空だ。柊一の友人さ。」

サラリと答える。
如月は割と僕や純に比べると大柄だ。
しかし、干川に比べるとほっそりして見える。

「そんなんで俺に勝てるか?」

干川の言葉に如月はクスクスと笑った。

「俺って平和主義者だからあまり喧嘩はしたくないんだがね。でも喧嘩したところで君が俺に勝てるとでも思ってるのかい?」

「何だと!」

如月は涼しい顔をしていた。
しかし目だけは鋭い光を放っていた。

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