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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

「やれるもんならやってみな!」

如月が言った途端キツイ声が飛んだ。

「空、やめなさい。」

「母さんっ!」

如月先生だった。

「大学から電話がかかって来たの。子供のことに親が口出しすることはしたくないから私は空の親としてではなく如月先生として話します。」

「!!!」

「こんな大学生にさせてしまった責任は私にもあります。高校までの教育がきちんと出来てなかったのだから。」

僕は口を開いた。

「如月先生、それっておかしいと思います。極端すぎる発想ですが世の中に犯罪者を生み出してしまった責任を全部教師の責任なんかにさせていたらキリが無いじゃありませんか。」

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