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暗い少女は明るい少女?

第35章 倉敷へ

「それっぽい子なら…。」

一人で周っている女の子を見かけたそうだ。

「カワイイ子だったけど。落ち着いた感じの。」

僕は顔から血の気が引いていくのを感じた。

「大丈夫か?すごい顔色悪いけど。」

桐原が僕に声を掛けた。

「大丈夫だよ。あのさ、君…」

「遠藤です。」

「遠藤くん、この子だった?」

僕はカバンからデジカメを取り出し、見せた。
午前中、アイビースクエアで撮ったものだ。

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