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暗い少女は明るい少女?

第35章 倉敷へ

遠藤くんは黙って頷いた。

「相沢さんって言う名前の僕たちの同級生なんだ。どこに行ったか知ってるの?」

「どこにいるかは知らないけど、人と一緒だった。」

「誰か分かる?」

「分からない。だけど、高校生みたい。ブルーの制服だったから。」

遠藤くんの高校とは違うようだ。
彼も制服は着ているがブルーと言うより紺色のブレザーに赤いネクタイを締めている。
僕は少し引っかかった。

「遠藤くん、君、地元の人じゃないね?」

「そうですけど、よく分かりましたね。」

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