テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第38章 何が正解?

僕は何も言うまいと思い、窓の外を見て黙っていた。

「何とか言えよっ!」

如月の言葉に対し、僕は答えた。

「何も言うことは無いさ。」

僕は如月を怒らせたくは無かった。
矛盾してる。
本当のことを知ったら怒らないだろうが真実を知ってほしくないなんて。

僕はその数分後、床に突っ伏していた。
ハッと気づいた時には床に赤い血液が点々と散っていた…。
僕は窓に映った自分の顔を見つめた。
血まみれだった。
しかし、頭がここまでしっかりしているのは見た目ほどひどくは無いいうことらしい。
僕はティッシュで自分の顔を拭いてやっと血の出どころが鼻と言うことが分かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ