テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第43章 空色の3日目

「大丈夫ですか?」

如月が聞くが反応がない。

「どうしよう?」

如月はパニックだ。

「とりあえず病院に連れて行こう。ただメイド服のお姉さんを背負ってて不審がられても困るからこのコート着せとこう。」

純が自分の着ているダッフルコートを脱ぎながら言った。
さすが純はこんな事態でも冷静だ。

「どこかでタクシーを拾う?」

如月の問いかけに答えたのは相沢さんだった。

「いいえ。どこもクリスマスで混んでる。歩いた方が早い。」

そう言って如月にスマホを見せた。

「すぐ近くに病院があるらしいわ。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ