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暗い少女は明るい少女?

第45章 春休みの大作戦 

「念のためだ。」

純はそう言うと入れ違いにならないように僕をロビーに置いて自分は階段を駆け上がり自分たちが宿泊している部屋まで走って行った。
5分後

「いたか?」

「いや。」

僕の問いに純は首を横に振った。
ホテルを出ると灰音と美奈がやって来た。

「純、一体なんなの?」

二人とも怪訝な顔をしている。
純は落ち着いた声で経緯を話した。

「待って。ここにいないなら…」

灰音の言葉に全員揃って頷いた。
多分、考えてることは一緒だ。

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