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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

「市内電車は止まっているからおばさんに車で迎えに来てもらえよ。」

僕が言うと灰音は困った表情をした。

「今、うちの車、修理に出してて。」

「帰れないのか?」

灰音は黙って頷いた。

「大丈夫だよ。一応、学校で泊まらしてくれるそうだし。」

純が安心させるように灰音に言う。
灰音は携帯電話で母親に電話をかけだす。

「柊一は?」

「ん?」

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