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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

「図書館にいるからまだこの事知らないハズだよ。行こう。」

純、灰音、僕は美奈を呼びに図書館まで走った。
強風のため、キャンパス内には誰もおらず、ガラーンとしていた。
生憎、雨も降りだした。

「美奈」

美奈は図書館の入り口近くのソファーに腰掛け、膝に本を載せて読んでいた。
美少女が本を読む姿は本当に絵になる。

「あら、純、どうしたの?」

何も知らない美奈はポカンとしている。

その時だった。
雷が落ちた。

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